•   フラフラした足取りでバス停からしばらく歩いていくと階段の上に白い石門が見えた。さらに石門を抜けて歩き進めると霧社山胞抗日起義紀念碑がある。あたりは木々がうっそうと生い茂り、晴天にもかかわらず、太陽の光がまばら模様になって地面にフワフワと浮かんで見えた。紀念碑の近くにはモーナ・ルダオの像があった。 2013年おわりから2014年はじめにかけて、私は台湾南投秘境めぐり年越ツアーといういささかあやしい名前の... 続きを読む
  • 2012/6/25 南投 横並びの座席の真ん中から、左に流れる緑の景色を見ている。足もとに置いたザックの隙間からバナナの匂いがこぼれた。親指を少し大きくしたくらいの小さなバナナだった。表面には茶色の斑点がある。房から一本もぎ取るとプーンと甘い匂いが広がった。さっきまで旅をした集集古街で買った小さなお土産だった。 列車はゆっくりと速度を落として集集駅で停車した。改札を抜けて振り返ると駅舎の全容が見える。手入れ... 続きを読む
  •  2012/6/25 南投 友人のアルバムを見てからずっといいなと思っていた風景があった。プラットホームの駅名標にはどこか素朴な懐かしさがあってその背景には木の葉っぱが緑の光をたっぷり揺らしている。近くにはきっと河があって緩やかな水の流れが風といっしょに郷愁のにおいを運んできそう。 台湾中部を走るローカル線、二水と車埕を結ぶ集集線は、終点の一つ手前の駅。電車から降りると、駅名標の白い板には、写真で見たものと... 続きを読む
  •  2012年6月25日 南投 雨が降り出したので私と友人は車埕站と書かれた古い駅舎の屋根の下に身を移した。 車埕の村は一時間足らずの滞在であったが、折り返しの列車が到着するまでのあいだ、スマートフォンに撮り貯めた写真を眺めながら、今まで過ごした村の様子を思い返していた。 車埕は集集線の終着駅であることから、はじめ寂れた田舎を想像していたが、村は清掃が行き届いており、都会のようなしゃれたカフェや土産物屋が賑... 続きを読む
  • 2012年6月25日 南投 台中駅で二水往きの切符と集集線の一日乗車券を買ってホームに出てしばらくすると、赤や青や黄色のカラフルな列車がやってきて僕たちを乗せた。扉が閉まると列車はゆっくりと走り出した。 朝の10時を過ぎた車内には、通勤や通学の忙しさを忘れたかのように、安泰の時間が流れていた。退屈だった僕は、スマートフォンのfacebookを開いて、各駅に止まる毎にチェックインをして遊んでいた。しばらくチェックイン... 続きを読む

みのりおん

台湾の街とか田舎とか飯屋をウロウロとあるきまわる無気力無思考無頓着なタワイモナイ日々をなけなしの写真とバカな文章でただひたすら書きつづけます。
※ちんほうちゃは台湾語でとても美味しいの意味。

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