•  台湾メシ食いたい。屏東メシ食いたい。とにかくなんでもいいから食わせろ! すきっぱらなのに山登りをしてしまった引きかえに僕らが支払った代償は、とにかくもう死にそうなくらいの腹の減りぐあいだった。リブヲの運転する車のなかは、とうに昼をすぎた15時をまわっていた。 「屏東觀光夜市にいけばメシが食える。まってろ」 リブヲは高雄人ではあるけれども、同じ台湾南部にある屏東の地元民でもないので、慣れない屏東の... 続きを読む
  •  つぎに車を降りたのは瑪家遊客中心という観光案内所に隣接する駐車場だった。僕らの他にも何台か車が停まっていたことから、どうやらこちらは休業ではないようだ。 案内所は、どこか民家を模した造りになっていて、ところどころに原住民族の文化を思わせる色とりどりの装飾がしてあった。 リブヲが案内所のお兄さんに何かを聞いている横で、僕は、カウンターに並んだパンフレットを無作為に取ったり戻したりして眺めていた。パ... 続きを読む
  •  「あした高雄の会社面接する」 永遠に終わりが来ないんじゃないかと思えるくらい道は容赦なくどこまでも続いていた。運転席のリブヲは、右側車線の前方に決意の視線を向けていた。 「オレ、来月で東京の会社やめる」 「おい!そうか。そうなんだな。じゃあこんどこそ本当に台湾人にかえっちゃうんだな。もう、日本語は話さないし、話せなくなるんだな。そうなんだな」 はたから見たらいくらか動揺が入り混じったヘンに脅迫め... 続きを読む
  •  ヒマでヒマでヒマでヒマで、体じゅうの末端がへなへなとマヒしそうなくらいにおそろしくヒマだったので、とりあえず宿泊先の高雄からひとりで行って戻ってこられる程度で、夕暮れどきの神聖な酒のみほろ酔い黄金時間を侵食させないことを条件に、高雄駅から屏東線に乗って潮州駅まで行ったらあとは折り返して適当に寄り道して帰る、といういたってシンプルな日帰り観光ルートを、このうすら気泡コンクリ頭でやはり突貫工事的にか... 続きを読む
  • 2012/6/22 屏東 高雄から墾丁に向かう車の窓には山が途切れることなく続いている。その反対側、右手の窓の向こうは海が広がっている。山の上には霧のような雲がいくつにも重なり、海は河から流れ込んだ土砂で茶色く濁っていた。 ほんの数日前、私たちの台湾行きに合わせるように2つの台風の襲来が予想されていた。インターネットのウェザーニュースは連日のように台風の接近を呼びかけ、facebookの友人のコメントには台湾旅行へ... 続きを読む

みのりおん

台湾の街とか田舎とか飯屋をウロウロとあるきまわる無気力無思考無頓着なタワイモナイ日々をなけなしの写真とバカな文章でただひたすら書きつづけます。
※ちんほうちゃは台湾語でとても美味しいの意味。

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