•   大学生の二人組みとは次第に打ち解けていった。ひとりは王君でもうひとりは蔡さんといった。蔡さんは台中に住んでいて、王君はこの日のために桃園から台鉄に乗ってはるばる台中まで来たのだという。僕はそうした彼らとたまたま台中駅のバス停で出会い、そしてタクシーの運ちゃんに出会い、みんなで相乗りして日月潭にやって来たのである。 王君はいたって物静かな男で、主導権の大半は蔡さんが握っていた。行くところ行くとこ... 続きを読む
  • 2014/1/2 日月潭 船が着いたのは伊達邵という集落だった。船は日月潭のいくつかの港を結んでいるらしい。タクシーの運ちゃんはやっぱり待っていて、僕らが見えると手を振って合図をした。運ちゃんは一軒のお店に入り僕らも後ろに続いた。土地の民芸品などを扱っているお店で、原住民の衣装や置物、お茶などが所狭しに並んでいる。奥のカウンターにおばあちゃんがひとり座っていた。年輪の描かれた木のきりかぶの椅子に腰を下ろす... 続きを読む
  • 2014/1/2 日月潭 ひとり台中駅のバス停のベンチに座っていると、どこからかオジサンがやって来て、どこ行くのかと聞いてくる。日月澤(にちげつたん)だと言ってやったら、俺の車に乗って行けとやけに高い金額をふっかけてきた。オジサンはタクシーの運ちゃんらしい。ちょっとあやしそうだなあと思った僕は、言葉が分からないふりをして、どうにかその場を振り切ったんだけど、しばらくすると今度は学生と思しき二人の若者を連れ... 続きを読む

みのりおん

台湾の街とか田舎とか飯屋をウロウロとあるきまわる無気力無思考無頓着なタワイモナイ日々をなけなしの写真とバカな文章でただひたすら書きつづけます。
※ちんほうちゃは台湾語でとても美味しいの意味。

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