•   九份にするか十分にするかで考えた。ガイドブックをめくると、なんでも九份は山の斜面に古い街並みがあって、そこから茶を飲み海を見下ろすのがお勧め、と書いてある。ほかに「非情城市」という映画の舞台になったとか、「千と千尋の神隠し」の豚がでたとか書いてあったが、映画を観ていないボクにとっては、いやに空想ファンタジー的な言語ばかりが目についてしまった。 一方で、十分のページをひらけば、ランタン飛ばしと十... 続きを読む
  •   ほそい階段を上がる途中にお店があった。入口は古い民家の裏口を少しひろくしたような朴訥とした趣があって、ここのカウンターで、注文と、支払いと、受け取りをすべて済ませるようになっていた。 今日は台湾のともだちと会う機会にめぐまれたので、カイ君とテイさんと僕の三人で九份に遊びに来ていた。街はあいかわらず観光客による混雑と騒音と狂騒であふれていて、僕自身もそれらを増幅させる一つの要因としてしっかり貢献... 続きを読む
  • 2012/1/7 新北    ふたりにはじめて出会ったのは、瑞芳駅の改札を抜けた、小さな広場だった。その日は朝から雨が降りつづき、いままで経験したことのない冷たく湿った空気に、僕はすこしだけ沈んだ気持ちになっていた。そんななかで、僕たちは「はじめまして」と声をかけあった。    僕が台湾に行くことを、Facebookのコミュニティに投稿したら、その日のうちにメッセージを受け取った。そこには、もしあなたが基隆に来たら、... 続きを読む
  • 2012/8/22 新北 台北市内の阜杭豆漿という店で朝飯をすませると外にはまたぐわんという強烈な暑さがひろがっていた。友人の車のドアを開けると中からもわっとした空気のかたまりが顔から肩胸にかけて激しくぶつかり、太陽がまだ昇りきらないうちから、真夏の台北は今日もけたたましい熱気に満ちあふれていた。 台湾の北の端には、風にけずられて、波にえぐられて、大地にゆすられて、気の遠くなるような時間をかけて侵食と風化と... 続きを読む

みのりおん

台湾の街とか田舎とか飯屋をウロウロとあるきまわる無気力無思考無頓着なタワイモナイ日々をなけなしの写真とバカな文章でただひたすら書きつづけます。
※ちんほうちゃは台湾語でとても美味しいの意味。

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