•  2013年7月13日 宜蘭 部屋に入るとすぐに呼び鈴が鳴った。ドアを開けると受付の兄ちゃんが立っていて私にメモを渡した。   私、取る、漁港、魚、      一起、来、暇、12:30、いいね?           我、あなた、運、車。 知っている限りの日本語を列挙しただけのような、規則のない羅列には、ただぼんやりとした印象しか残らなかったが、その分かったような分からなかったような筆跡からは、人に何かを伝えた... 続きを読む
  •  2013年8月21日 台東 夜の間降りどうしだった雨はすっかり上がっていた。今日は天気がいいので太麻里に行こうと決めた。 でも本当は行き先なんてどこでもよかった。どこかに行ってみさえすれば何かが起こる気がしていた。台湾にいるといつも思うことなんだけど、自分が旅をしているというよりも、台湾の人たちが僕に旅をさせているんじゃないかと思うことがある。自分から何かをしようと思わなくても、みんなが僕に何かをしてく... 続きを読む
  •  2012年6月24日 台中 目的のお店に到着したころにはすでに夜の10時をまわっていた。今まさに降ろされようとするシャッターに向かって友人は言った。 二人だけど!まだあるか? お店の兄ちゃんはあるよあるよと快く承諾し、閉店したにも関わらず再びシャッターを全開にして、僕たちを温かく受け入れてくれた。これには、どうしても美味しい仙草ゼリーを食べてみてほしいという、友人の好意があった。 台中を訪れたのは、台湾の... 続きを読む
  •  2011年7月12日 台南 台南を初めて訪れたのは、初めて台湾を訪れたときだった。台北の次に行くところは台南と決めていた。理由はないけど、台湾の北が台北であれば台湾の南は台南であると思っていた。 私の飛行機はいつも松山空港に着いた。そのため台北には必ず行く。台北はやっぱり大都市だったし素敵な魅力が満載の大都会だった。だからその対極にある台南は南部を代表する魅力的な都だった。 台北のホテルで、台南に行く方... 続きを読む
  • 2012年8月23日 苗栗 台北からバスに揺られて3時間ほどして苗栗という街に着いた。本当だったら2時間で着くはずだったのだけれど、どういうわけかうっかり途中で下車してしまい、国道のど真ん中のなにもないところで降りてしまったのである。たまたま近くにあったお店の人が道を教えてくれたので、タクシーを呼んでもらい、やっとの思いで街の中心まで運んでもらったのである。 あまり考えずに行動していたドジで間抜けでおっち... 続きを読む
  •  2012年8月21日 宜蘭 友人のメッセージで眼を覚ました。今日は車で案内すると書いてある。取り立てて予定はなく移動の手段も満足に知らない私にとって、友人からの提案は至極ありがたいものだった。しかし念のためだから、どこに行くのかと尋ねたら、山という返事であった。  8月、台北からバスで宜蘭に向かっていた。国道を走る窓の外には山が延々と続いている。変化のない山の景色ばかりを見ていたらいつの間にかうとうと浅... 続きを読む
  • 2013年7月18日 花蓮使い込まれた鉄の鍋の油に、発酵した豆腐が投げ込まれると、ぱちぱちと音をたてて跳ねた。花蓮は徳興運動場の近くを流れる河の橋のたもとにその屋台はある。店の前に立つと、まるで絵にかいたような愛嬌たっぷりの丸い顔をしたおじさんが、にこにこして迎えた。即席で作られたビニール製の天井の下には小さな丸いテーブルが二つと、それを取り囲むように簡単なプラスチックの椅子が置かれていた。愛嬌おじさんは... 続きを読む
  • 2013年8月21日 台東ホテルに帰るため台東の新駅から台東市街に向かうバスに乗り込んだ。バスの中は私の他に乗客はいなかった。23元の切符を買うと運ちゃんのすぐ後ろの座席に座った。定刻になったのか、エンジン音が鳴り、バスはぶるんと震えた。とうとう、私以外に乗客はやって来なかった。バスは市街に向けて走り出す。伽藍堂のような車内には、気の抜けたスピーカーから台湾の演歌が流れている。旅の疲れが一度にでたのか、睡魔... 続きを読む
  • 2013年8月17日 屏東高雄から台鐵に乗って30分を過ぎるころ駅に到着した。列車の冷房で冷え切った体を潮州の熱風が容赦なく溶かしにかかる。ここは台湾南部の屏東市。目的はかき氷だった。なんでもここのかき氷は、氷の具が熱いという話だった。熱いというのは例えで、食べる頃は氷に溶けて温かい。駅の売店のお姉さんにかき氷が食べられるお店の場所を尋ねたら簡単な地図を書いてくれた。お礼を言い地図に記してある道を進んだ。8... 続きを読む
  • 2012年7月9日 屏東高雄と台東を結ぶ台鐵、屏東線~南廻線の車窓には、大自然が作り出す珠玉の絵画が広がっている。私の隣に座る窓側の少年が、スマートフォンのカメラを構える私に気が付いたのか。閉めていた日除けのカーテンを全開にしたのだ。少年とは顔を合わせることなく、会話をすることもない。そんな無言の交流が最後まで続いていた。大きな窓ガラスに映る台湾の自然はとても美しかった。それよりも、日本と台湾の、国を超... 続きを読む

みのりおん

台湾の街とか田舎とか飯屋をウロウロとあるきまわる無気力無思考無頓着なタワイモナイ日々をなけなしの写真とバカな文章でただひたすら書きつづけます。
※ちんほうちゃは台湾語でとても美味しいの意味。

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