•  宜蘭の友だちのミツル君の車に乗って羅東林業文化園區まできた。羅東駅からも歩いて10分かからないというから電車でもこられる場所だ。羅東駅は宜蘭駅から3駅はなれたところにあるからそんなに遠くもない。 僕はミツル君に「僕にとってはじめての宜蘭なのに宜蘭で遊ぶんじゃなくていきなり羅東ってちょっとさみしいじゃないか」と言ったら、ミツル君は「ぼくの実家なんだからしかたがないじゃないか、でもぼくの故郷だからこそ... 続きを読む
  •  遠くにゆるやかにうねる山々や、みどり豊かな田園の風景を走る車のなかで、ハンドルを握る張さんへの疑問が、ほとんど無思考な頭の隅にぐったりとくっついたまま離れないでいた。その疑問というのは、張さんには何か別のところに本当の目的があるのではないか、といった疑惑や懐疑に近いものであった。  張さんは私が泊まっているビジネスホテルに勤務している。もちろんホテルに観光ガイドというサービスも、またそれを目的に... 続きを読む
  •   宜蘭のホテルで知り合った受付の兄ちゃんは張さんと言った。この世の終わりを思わせるほどの昨晩の怒り狂った台風のおかげで部屋の床いちめんに大きな水溜りができてしまったことや、朝起きて部屋のテレビが映らなくなったことなんかを言ったりしているうちに次第に会話をするようになった。張さんはカウンター上のテレビを見上げて「こうなったらよう、もうお手上げなんだよう」と欧米人がよくやるように両手を逆ハの字に広げ... 続きを読む
  •  パンパンにふくらんだ腹をぶら下げて、いつものようにバカみたいな顔をして歩いていると、白いトウフに黒いタピオカの豆花の店が目の前で口を開いていたので、もうお腹がいっぱいで食べられないんだけど誰かがあまいものはベツバラとか言っていたなあ、とかなんとか思いつくかぎりの言い訳をあれこれ考えてみたりして、しかもその言い訳が妙に的を得ていたものだったから、腹は減っていないんだけどそういうことであればまあしょ... 続きを読む
  •  2012/5/30 宜蘭 朝食は蛋餅(レンビャン)に限る。あとは豆漿(ダウレン)があればいい。 宜蘭に来ている。昨日はものすごい豪雨にあたってしまい、バスから降りたとたんに服とスーツケースがびしょ濡れになった。すぐにコンビニのひさしの下に逃げ込んだが、勢いよく殴りつける水しぶきはすべて防ぎきることができず、地面から跳ねかえる飛沫とともに全身を湿らせた。ポケットのなかの携帯が震えだしたので、雨の左手で居場所... 続きを読む

みのりおん

台湾の街とか田舎とか飯屋をウロウロとあるきまわる無気力無思考無頓着なタワイモナイ日々をなけなしの写真とバカな文章でただひたすら書きつづけます。
※ちんほうちゃは台湾語でとても美味しいの意味。

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